入局・研修のご案内
運営方針:「支え」「認め」「高め」合う環境づくり
「地域の人たちのお役に立ちたい」を理念に掲げ、「診療と研究は密接にリンクしている」ことを念頭に、予防医学も含めた医療活動と基礎から臨床につながる一連の研究を精力的に行い、地域住民の健康寿命の延伸に貢献し、リサーチ・マインドを持った若いリハビリテーション医を育成、地域にリハビリ医を行き渡らせることを目的とします。医局員がいつも「笑顔」でいられるように、「支え合い」「認め合い」「高め合う」医局を目指しております。転科した方も安心して研修でき、家庭をもった女性医師も家庭、子育て、仕事を両立しやすい雰囲気を醸し出します。医局員がやりがいや満足感、さらに誇りを持てるような医局環境を整えます。
少数精鋭の、まさに指導責任者から診療や研究のマンツーマン指導が受けられるメリットがあります。入局時、リハビリ医学の知識ゼロでもたくさんの座学(クルズス)をご用意しております。入局された方達と話し合いながら、これから一緒に医局カラーを作っていけるところも魅力の一つと考えております。
▢リハビリテーション科専修医としての心構え
▢リハビリテーション診察・プログラムの立て方・リハビリテーション処方
▢リハビリテーション評価(ROM/MMT/SIAS/ FIM等)
▢理学療法・作業療法・言語聴覚療法 総論
▢筋電図・神経伝導検査
▢運動療法、運動制御・学習
▢摂食・嚥下障害
▢脳卒中のリハビリテーション
▢頭部外傷のリハビリテーション
▢高次脳機能障害のリハビリテーション
▢脊損、脊髄疾患・神経筋疾患のリハビリテーション
▢呼吸器疾患のリハビリテーション
▢心疾患のリハビリテーション
▢小児のリハビリテーション
▢悪性腫瘍(がん)のリハビリテーション
▢ニューロリハビリテーション概論
医学生・研修医・転科をお考えの方へ
上記の実現のために、他に例のない、「お役に立つ」「感謝いただく」「夢のある」診療科を目指しております。
各診療科の後方支援に過ぎないpassiveな診療科に見えますが、実際は非常にdynamic & activeな診療科です。
◯リハビリテーション科医師(以下、リハビリ医)とは?
リハビリテーション科の特徴として
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幅広い診療能力が求められる
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臓器ではなく、「障害」に焦点を当てている
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チーム医療
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特殊性・専門性 が挙げられます。
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幅広い診療能力:ほぼ全ての診療科からリハビリテーションの依頼があり、全ての患者の病状、病態、合併症、既往歴等からほぼ全ての診療科に関する幅広い知識とそのリスク管理が求められます.
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細分化した現代医学の中で、臓器横断的に「障害」に焦点を当て分類・評価します.
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リハビリテーションは、医師とコメディカル・スタッフ(看護師、理学・作業・言語聴覚士、臨床心理士、義肢装具士、MSW)と連携したチーム医療から成り立ちます.
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リハビリ医の専門性・特殊性として、嚥下機能や高次脳機能の詳細な評価、筋電図検査、ボツリヌス毒素注射、補装具、義肢処方などがあります.
◯リハビリは治療プログラム作成(リハビリ処方)から始まる
リハビリ医は、各診療科よりリハビリテーション依頼をまず受け、診察、評価し、その患者に最適なリハビリテーションプログラムを作成(リハビリ処方)、各療法士に訓練を指示します。一連の流れを図示します。
◯リハビリ医はチーム医療の「指揮者」です
リハビリ医はよくオーケストラの指揮者に例えられます。指揮者の役割は非常に重要です。同じ楽団、同じ楽曲でも、指揮者のタクトによって全く違った音色になります。リハビリ医は、各療法士の専門性や特徴から役割を振り分け、チームとして相補的に協力し合い全体として障害を全て網羅するように指揮・管理します。
◯リハビリ医のもう一つの使命:当科の特徴
リサーチマインドを持ち続けリハビリテーション医学の進歩に挑戦し続ける姿勢にあると考えます。医学は日進月歩です。リハビリテーション医学もどんどん進歩してきています。研究と診療は「一枚岩」であり、診療からの疑問や課題から研究へと発展することが多いです。研究成果がエビデンスとなり新たな治療法として全国に普及する可能性を秘めています。リハビリ医にとって不可分なものと考えます。
入局希望の方へのメッセージ:大林茂
リハビリ医学は挑戦の科学、一緒に開拓しよう
入局希望の方へのメッセージ:藤本幹雄
リハビリ医の日常を紹介します